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2009年8月28日アーカイブ

ピアノって、80%木でできている。

頭ではわかっていたけど、こないだ初めて
ピアノや管楽器などの生楽器を工場で作っているところを見に行きまして

「楽器って生き物なんや」

って思いました。


あたしが普段扱っているのはPCソフト・周辺機器やデジタル楽器で
「曲を作るため、やりたいことを実現するための最高のツール」として考えてる。

でも、生楽器は、「音楽を奏でるためのパートナー」なんやなって思う。

ギタリストさんやドラマーさんが、木の材質にこだわったり
湿気に超気を遣いながら保管してたりする理由がやっとわかりました。(遅...)
あたしって特に、小さい頃からエレクトーンという思いっきり電子楽器で育ったので
生楽器に触れる機会ってほとんど無かったもので...


ピアノ工場で余った素材をそのまま使って作られた
キーホルダーをいただきました。ホンモノの羊毛(をギュッと固めたもの)。

ハンマーキーホルダー

なんかカワイイしめっっっっちゃ嬉しいんですけど(´;ω;`)
でも知らない人には何のキーホルダーなのかさっぱりですよね(・ω・;)
カバンにつけようかどうしようか悩み中(・ω・;)

●○●○●

あ、なんだか生楽器のことしかゆうてませんが
もともとはデジタル楽器はどう作られるのか、というのがメインでした。

生楽器は、天然素材や金属を
人が道具を使い、時にはロボットや設備の力を借りながら
どんどん命を吹き込んでいく。
高級金管楽器なんて、職人さんが木槌でトンカン打ってあの形にしてたり。
そして、演奏者の手に渡り、音楽を生み出す。

デジタル楽器は、生楽器と違って製造過程も坦々としてて
命を吹き込む感はあんまり無いんですが、
造るのも演奏するのも人間なので、実は命を吹き込むポイントがたくさんありました。

それは、
生楽器を丁寧に丁寧にサンプリングするところから始まり、
それをどう並べたり加工したりすれば人が気持ちよく演奏できるか、
素晴らしい音楽を作ることができるかを計算し尽くす。
それが演奏者の手に渡れば、
演奏者はどんどん好きな曲を演奏し、どんどん楽器を重ねて曲を構成し、
はたまた自分でどんどん新たな音を作っていく。
たくさんたくさん命が吹き込まれていく。

同じデジタルでも
ソフトシンセの場合、「人が気持ちよく演奏できるように」というところが
あまり考えられていない場合が多い。
そりゃシーケンスソフトでぽちぽちシーケンス組むだけだったらいらないかもしれませんが
生楽器の音色を使うなら、絶対必要。
だからライブで「演奏」するとなると、
「人がステージで演奏するところを想像しながら作られた」
シンセサイザーやステージピアノじゃなきゃダメだったりするのよね。


いやー、なんか、改めて「音楽って何ぞや」という
究極のテーマを見つめ直せた良い経験でした。
音楽を仕事にしていると、
必要経費が多すぎてビンボーとか休みの日に仕込みをするので休みが無いとか
いろいろ大変なことだらけなんですが、
「音楽って何ぞや」って、ずっと考えて生きていけるところが良いです。

結局、いつも行き着く結論は「楽しければそれでいい」なんですけど。

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